日本法社会学会での報告のために梅雨入り間近の鹿児島に来てます(執筆時は25日金曜日)。ホテルの窓からは桜島の噴煙が見えました。明日の学会の準備も終えましたので、春の1週間を振り返ることにしました。

月曜は朝8時から依頼者と打ち合わせ。その後、市役所で高齢者虐待マニュアルの改訂作業に参加。実践を積み重ねるなかで虐待対応の際に注意すべき点が明らかになってきているので、できるだけマニュアルに反映させて欲しい。午後からは相続財産管理人として、申立人との打ち合わせ。さほど困難な事案ではないようなので、少し安心する。ゆうちょ銀行で成年後見の手続をし、三田市の司法書士さんの事務所へ。遺産分割がらみで依頼者を交えた打ち合わせ。
火曜は朝から神戸の裁判所で調停。相手方に弁護士がついていないこともあり、思うように調停が進行しない。午後は市の相談会へ。京都から兵庫に移って来られた社会福祉士さんとお会いした際、「銀行で後見の手続をしたら、取引に実印を使うように言われて驚いた。」と話される。京都ではこのような経験をしたことがないそう。実印好きの丹波・但馬の一部金融機関は本当に困ったものだ。軽い夕飯後に事務所で交通事故の法律相談。
水曜の午前は姫路の裁判所で調停。なんとか調停を成立させた。午後は三木市内の病院で打ち合わせ。移動の途中、権現湖パーキングエリアで食べた野菜たっぷりちゃんぽんがおいしかった。美味しい昼食所を見つけるとうれしくなる。夕方には事務所へ戻り、3つ連続の相談。最後の相談が終わった時間が午後9時近くに。溜まった仕事をたくさんするつもりだったのだが、体力が持たず諦めた。
木曜はある信用金庫で後見関係の財産調査と届け出。丹波・但馬の信用金庫と違って、認印の使用をあっさり認めてくれた(使用印欄に押印しただけ。なにも言われない)。仕事ぶりもしっかりとしており、本当に気分が良い。午後からは神戸の弁護士会で電話相談を担当した。
金曜(本日)は新幹線で鹿児島へ。土曜に開催される日本法社会学会で発表を担当するため。仕事に忙殺され学会準備が十分とはいえないため、新幹線とホテルで必死に発表準備に勤しむ。

鹿児島への移動中に、岡本弁護士(丹有法律事務所所属)から「刑事事件で一部執行猶予の判決をもらった。」とのうれしい報告を受けていました。難しい事件でした。岡本弁護士の尽力が実ってよかったです。
(丹波市 弁護士 馬場民生)