あけましておめでとうございます。

丹有法律事務所の年賀状は、丹波の名所巡りをテーマにしています。今年は「旅愁の碑」です。柏原の裁判所に隣接して、記念碑が建てられています。作詞をした犬童球渓は、旧制柏原中学校(現在の柏原高校)の音楽教師でした。しかし、日露戦争で荒れる生徒は、「軟弱」な音楽の授業をまじめに受けず、反発し、授業ボイコットまでします。傷心を抱いた犬童は、就任後間もなくして柏原を去ることになります。その後、苦悩に満ちた柏原中学校時代を思い出しながら作ったのが、「旅愁」でした。

昨年は「戦争」の言葉を見聞きしない日がありませんでした。「旅愁の碑」には、音響装置が付いており、ボタンを押すと旅愁の曲が流れてきます。丹波市に来られた際には、旅愁を聞きながら、平和の尊さを実感してください。

本年もよろしくお願い申し上げます。
丹有法律事務所
弁護士・社会福祉士・事務局一同